視力ってそもそもなぁに?

この記事ではレーシックの前に、視力とはそもそも何かについてを解説していくぞい。視力というのは、名の通り「視る力」つまりどれだけ視界に見えているものを正確に認知出来るかどうかの力なのじゃが正直な話、視力は測定値がよければいいってもんじゃないんじゃ。

ここでは視力について誤解されていることや知っておきたいコトを紹介していくぞい。読んでいて分かっているから、かったるいという人は容赦なく読み飛ばして大丈夫じゃぞい!

視力でよく勘違いされている誤解とは

そもそも視力でよく勘違いされているのは視力検査で1.5が出たからといって必ずしも視力が優れているという考え方を起こしている人が多いんじゃ。確かに学校教育とかで古くからそういう風に教えられてきているから当然遠くのものがくっきりと見えるコトは目がいいというコトに判断されているコトが大半じゃの。

現にワシもそういうふうに思っとったからの。ちなみにこれを遠方視力といって遠くがどれだけくっきり見えるのかをしたものなのじゃ。そもそもこの視力1.5というのはどういう数字か知っておるかの?これは1.5km離れたところから30cm幅のものが見分けられる能力を意味するんじゃ。

どういうことかって?つまり元々、戦時中にライフルを使う際にその射程距離である1kmで、その最長の距離に敵兵を正確に見る能力が必要だったわけじゃ。敵兵の幅は横向きの状態の30cmで考えられていたから、1kmで30cm幅で見分けられていたというわけじゃ。これが見分けれる能力が視力1.0ということなんじゃな。

戦時中の名残が残っているというわけじゃ。これは、ただ単に遠くを見る視力というわけじゃから、これで目がいいと判断するのは非常に馬鹿げておる。後で説明するが視力にも、色んなの能力があるんじゃ。

基本的に視力は0.7~1.0あれば日常生活に困ることはないんじゃ。むしろこれくらいの方が、近くを見る場合にも、目に負担がかからないので、いいということだって考えられる。

今までのメガネやコンタクトを使っていて視力を1.5にしている人も1.0に合わせてみなさい。急に変えたらみえないと思うかもしれんが少し時間を置くとこの方がいいと感じるはずじゃ。レーシックではこの視力を1.5に上げることがさもメリットのように書かれているが、これを鵜呑みににして考えるのはやめたほうが言いぞい。

ただし中には遠くを明確に見分ける必要のあるスポーツ選手や高度な運転技術が必要な人は高い視力が必要だったりするケースも希にあるんじゃ。

視力で一番重要なのはバランスである

上記で遠方視力について説明したが、逆に近のものがどれだけ見えているのかは近法視力というぞい。その他にも「色覚」「暗視力」「動体視力」「深視力」というものがあるんじゃ。要はこの全てのバランスが一番重要視すべき点なんじゃ。

色覚は色を認識する能力じゃ。網膜の中心にある、視細胞が色の違いを認知しているんじゃ。当たり前のように色は認知できるようなイメージがあるが、実はそれをきちんと仕分けする役割もあるんじゃな。暗視力は暗いところでものを見分ける力じゃ。夕暮れや夜間の間などの運転に特に求められるんじゃ。動体視力は実際に動いているものを見分ける力じゃ。運転やスポーツでは特に必要とされる力じゃな。

深視力はものを立体的に見る力じゃな。遠近感や立体感を正しく認知しようとするわい。近法視力は近くのものを見る力じゃ。老眼の判断の有無でよく測定されるな。よく老人が近くのものを見るとき、メガネを外すことが多いが、逆に近くのものが見えないんじゃな。遠方視力は一番オーソドックスでよく知られているんじゃが、遠くのものを見る力じゃな。普段から視力検査で検査されておるぞい。

じゃから、よくレーシックで遠方視力が向上したことに対してその情報をフォーカスしているが、見え方のバランスが崩れてしまうことも十分考えられるんじゃ。木を見て森を見ていないっちゅうやつなんじゃな。ここまでを整理してみよう。

レーシックっていうのはこの視力の中でも遠方視力の向上の宣伝をしているところが多い。じゃが遠方視力は高ければいいというものでもない。一般的な生活は1.0あれば十分なんじゃ。あとは、全体的なバランスじゃな。

— posted by マナピー at 03:18 pm